未緒side

私は、何が悪かったのかな??
なーんてことは考えない。

だって、考えるだけ無駄だもの。

それに、罵倒されるのだって痛いのだって我慢出来ないわけじゃない。

マゾヒストってわけじゃないけど。


まぁ、自分の時間を潰されるのは腹立たしいけど。

でも、ここで反抗しちゃダメなのよ。
さらに、行為が激しくなるから。

そんなの、御免よ。

貴重な休み時間をこんな奴らに費やしたくない。

ふぅ、やっと終った。
女子達はそそくさ自分の教室へと戻っていく。

もう昼休みが終わるからだろう。

本当は私も戻らなければならない。

だけど、素直に戻るわけないじゃない。

私は、立ち入り禁止のはずの屋上へと向かった。