「っ、は な せー!」 力を振り絞ってなんとか男の腕から逃げる。 「私は! 春樹さんとは絶対に離婚なんてしません!」 言ったわ! 私は言ってやったわよ! だけど私の言葉にクスクスと笑う男。 「まぁ、今はその生活を楽しんでいてよ。 俺は今忙しいから無理だけど、近々向かいに行くから。」 「だから、私「じゃあね、茉央ちゃん。」 スタスタと会場に戻る男はもう一度振り返った。 「俺、海馬雅也。」 それだけ行って男は行ってしまった。