そんな食事に夢中だった私の耳に入ってきたのは聞き慣れた名前だった。 「ねぇ、あれって日向春樹さんよね?」 「いつ見てもかっこいいわ〜」 その話し声に振り向くと女の人に囲まれた春樹さんがいた。 ……そりゃあ、確かに春樹さんはかっこいいよ! でも何だか無償にイライラする。 その光景を見たくなかった私はバルコニーへと向かった。 春樹さんには何も言わずに来てしまったけど…… まぁ、いいか。