「ほら、春真が待ってるんじゃないの?」 「あ、そうだった!」 春真を玄関で待たせてるんだった。 「あ、莉央。 学校に行く前にパパの所に行ってから行きなさいよ。」 「は〜い。」 一階の奥にある部屋がパパの書斎だ。 「パパー、入るよ?」 「あー、莉央か。 ………。」 あーあ、黙っちゃった。