「莉央ー、そろそろ行くぞ。」




「ちょっと待って、今行く!」




玄関で待っていた俺のところに走って階段を下りてくる妹の莉央。




「ごめん、ごめん!」




莉央は俺と違って母さんに似たせいか日本人独特の黒髪のロングに透明感のある肌、ぱっちり二重のくりくりな目が特徴的である。




「二人とも行ってらっしゃい。」




「「行ってきます!」」