クマノミやマンボウ、ジンベエザメなどたくさんの魚を見た水族館中間あたりで海馬さんは声をあげた。 「あっ!」 その声につられるように水槽から目を離す。 「あ……」 どうやらあっちも気づいたのか声をあげた。 「「茉央と雅也(さん)!?」」 それは、優ちゃんと百合だった。 「二人で何やってんの? てか知り合いだったのか?」 「知り合いといえば知り合い、かな。」 あえて言葉を濁して答えた……、なのに。 「デート中だよ、俺たちは。 ね、茉央?」 ……濁して言ったのに。