春樹side 茉央が分娩室に入って数分。 分娩室の中からはまだ産声は聞こえない。 間に合って良かったものの落ち着かない。 「春樹、ちょっと落ち着きなさい。 貴方が焦ってもなの何もできないんだから。」 「まぁ、そうだけど……。」 母さんが俺たちを産む時父さんは俺と同じ気持ちをしていたんだろうな。 「あ、千沙さん。」 やって来たのは茉央お母さん。 すごい。 妊娠経験者は本当に落ち着いている。