キスした唇を触って私は泣いた。 これから幸せになれるはずなのに、なぜ か何もかも失ったような気分だった。 私も教室へ戻った。 もう昼休み、弁当の時間だった。 「紗季!!食べよう!!」 夢は涙眼の私に元気な声をかけた。 『うん!』 矢崎とキスしたことは、一生誰にも言わない。 そう誓った。