夏休みが終わる。
明日からは、毎日愁に会える。


愁が私の誕生日にくれたのは、指輪だった。


愁の手紙が添えてあって、

(何があっても一緒。
 辛いことがあったら相談しろよ。
 俺の彼女になってくれてありがとう。
 俺は、神様に見捨てられてなかった。

         愁より)


だって。

読んだ時はかなり泣けた。
そうだよ、愁。
もう、神様に見捨てられたなんて言わない
でね。



夏休み最後の日

私はいまだに覚えてる出来事がある。