『本当に?』 愁は頷いた。 私は、人と付き合ったのが愁で初めてだ から、何かあったら嫌われるっていう想 像しかないんだ。 嫌われるのが怖いのと、矢崎の名を出すの が怖かった。 『愁がめくって。』 私は自分からTシャツをめくる勇気はなかっ た。 愁は、優しくめくった。 『汚いでしょ?だから見せられないって・・・』 「大丈夫。俺は気にしない。痛かった?」 『うん。その時はね。でも今は大丈夫。』 愁はそっと傷にキスをした。そして大事そう に私の背中に手をあてた。 『あったかい』