「いってきます」



自分以外誰もいない部屋に呟く

私は天音リオ


13歳の時親に捨てられた


一生遊んで暮らせるお金と共に

生き甲斐は音楽だけ


毎日夜の八時に家の近くの公園でストリートライブ擬きをやってる


真っ暗な私の世界の唯一の光


そしてまた今日も公園に来た