次あたしが目を覚ましたのはお昼の少し前だった。 「ふぁー、寝過ぎた」 それでもまだ眠くて下がってくる瞼を、顔を洗って覚まさせる。 そう言えばママいないんだっけ。夜一人じゃん。ご飯とかどうしよう。 そんな事を考えながら、顔を拭く。 やっと、目覚めた。 はぁとため息を吐きながらもそもそと着替え、「おなか空いたし買い物行こう」と、独り言を呟いた。