「え?」 私はのっそりベッドから起き上がって窓から外を見た。 「!!!」 まだ降っている雨の中,家の前でビニール傘をさしている人の姿。 その人はうちのチャイムを鳴らそうかどうしようかと迷っているようだ。 チャイムい指を伸ばしたり,ひっこめたりしている。 その人は・・・・ 私にはわかる。 私は部屋を出て階段を駆け降りた。 「春美!??」 ガチャン!!! 私は玄関を思い切り開けた。 「!・・・・春美!!」 カケルくんだ。