仕方なしに100円を手渡すと、お兄さんは「交換」と笑いながらコーヒー牛乳をくれた。 「んー、冷たくて美味しい」 頭がキーンってなるほどではないが、冷たい。 飲み物というものは、冷たい方が美味しいということを再確認した。 「つーか、他校生が何でここにいるわけ?」 「あーそうそう、お兄さんこれ食べていいよ」 言葉を遮るように言い、お弁当を差し出す。