遥くんが、隣に座っていた女の子から、あたしとは違い可愛らしいお弁当を受け取った。 そう、遥くんとその子は付き合っている。 しかも“その子”は、あたしの双子の姉だ。 こんなやり取りを始めた切っ掛けも、この姉が言った一言から。 ―――…… 「恋李。私と遥くんと付き合うことになったんだ」 急な呼び出しで何かと思えば、その一言だった。 「そ…そうなんだ」 嬉しそうに話す結愛ちゃんを見て、そう返す他なったのもあるが、まさか自分の好きな男と姉が付き合うことになるとは思わなかった。