うつらうつらと寝る隣の哲を見てまた微笑む


あの時は心臓が止まるかと思ったぞ

哲の怪我した所をそっと撫でてみる


チラリとオレを見た視線がバッチリオレと目が合いヘラヘラする哲

ぐしゃぐしゃって頭を撫でると恥ずかしそうに嫌な声を出しつつも反抗しないので撫でまくる



お前が無事で良かったと、


哲が居たから余計に楽しかったと、


言える訳ないが思ってる



オレは一生忘れる事はないだろうこの長く短いオリエンテーションを


………あれ?


でもオリエンテーションっぽい事全然してなくね?


アハハー…




自由な高校バンザイだな


コツンと肩に寄りかかる哲の頭の温もりを感じてオレも眠る


おやすみなさい

お疲れ様でした
















ガタンっ……


おっと、哲の頭が太股にあるのに驚いた

ガッツリ寝てるなこの子


頭を暖かい目で見守りながら撫でるオレを



面白そうに、


眺めている男が一名…………



また、それは別の話