『哲、水着着るか?』

「え?うーん、それはやめとく。それに寒くて入る人いないでしょ?」


成る程、とオレは頷く


『そだな、じゃあ、オレ着替えてくるから』

「おぅ!俺も着替えたら朔月の部屋いくな!」

『了解』


オレが哲の部屋を後にする

扉を閉めても聞こえるフラミンゴの笑い声


あの様子なら大丈夫だ、













「綺麗な海だねぇ?さっくん泳ぐぅ?」

『泳ぐ分けないだろ。水着すら着れねーよ』

「着ろよ、隠してやっから」

『五月蝿い、馬鹿』

「なっ!?てめえ…」



はぁ…

今日は天気もよく6月とは思えない程の暖かさ
海に入る人も少なくない


地球温暖化が心配だーと微塵も思ってないくせに呟く


『てか、光樹って本当に筋肉質だな』

「あ?惚れ直したか?」

『……いや、オレ慎二の方が良いし』


と、慎二を引っ張り腕を組んだ

あ、尚輝と哲とオレ以外皆水着着てるから


「あ〜?何で慎二なんだよ」

『見てみろよ!この完璧な身体!女子が大好きな細マッチョだぞ』

「え…ちょっと、黒崎君?」

「はぁ?俺の方がガタイ良いだろ。慎二はナヨナヨしてんだよ」

『分かってないなぁー今時ただのマッチョは駄目なんだぞ』



光樹と言い合いながら慎二の腕を離さないオレに赤面中の慎二はオロオロ