『いきなり何すんだよ?』

「お、お前が好きって……」


は?

あー…
…感動しちゃったのかー?


『ふぅ』


オレが溜め息をこぼすと心なしかおろおろする寒川

『…仲間だからってんな事すんなよ。あー、キツかった!普通の女の子にあんなに抱き締めたら死ぬぞ!』

「……仲間として好きっつったのか?」

『?、他に何が?』

「呆れる。お前と居ると考えんのが馬鹿みたいになる」

『は?どういう意味だよ?』


よっこいせとオレの隣にキチンと座った寒川は目を合わせてくる


「まぁいい。鈍い女にはとことん押してやる。覚悟しろよ?」

『え、押すって何。喧嘩か?』

「…ケッ、取り敢えず俺の事は光樹と呼べ」

『え、あぁ了解』

「んで、明日は俺と一緒に行動」

『あ、それは却下』

「拒否権はねぇ」

『…駄目。オレは哲から離れません』


つらつらと真剣な眼差しで話す寒…光樹におされつつもソコんとこは駄目

哲が心配


「……今のうちだけだ。その内哲より俺といたくなるぞ」


フンッと笑った光樹に俺様健在!と思うオレ




そのあとはー
風呂に入って寝た


風呂上がりにオレより顔が赤い光樹にキモッて思った事は内緒です

[光樹が寝ている朔月を見て生き地獄って思ったのも内緒です。]