あの辺に適当に入れてもらおー

『ねー、オレいれ…』


いれて、と言いながら立ち上がろうとしたオレの腕を掴む人、一人

カバ男くんでーす


『……何、離せ』


オレは未だに俺様カバ男があまり好きじゃない

初対面で殴りかかってきた奴を好きになれる方がおかしい



「テメェは、俺らと同じ班だから」



は?



『そんなこと聞いてないぞ…?』

「ったりめーだ。言ってねぇからな」

『……ハァ』


相変わらずの俺様ぶりに一息

ま、でも
同じ班に異論はないなー


『…同じ班、いいのか?』

「なーに、言ってるのぉ?さっくん♪良いとかじゃなくてぇ、僕らがなりたいの!」


オレの声を聞いた佐倉がニコニコしながら抱きついた


『さ、サンキュ』


フッと
オレは嬉しくて笑った

純粋に仲間がこんなに出来たのは初めてで嬉しい


「ど、どぉいたしまして/////」



赤面したリスさんとカバ男をみて
?と顔を傾けた




「「(鈍感こえー)」」


そんな
呟きは知らないオレだった