アハハー皆変な顔

総長のしちゃって超ビックリって感じか


「さ、朔月君キミっていったいー」

浅井が何か聞いてこようとしたがお昼の時間終了のチャイムに止められた

『悪いけど、オレ教室戻るから。あのカバ男よろしく』

オレは哲を引っ張って屋上を抜けた

「あ、……あれ、月牙……」

まだアワアワしてんのかコイツは(笑)

『大丈夫だ哲。見てたろ?月牙の総長も大したことなかった』

「い、いやでも、あの世界一の暴走族だろ?全勢力かけてきたら……アワワ」

アワワって(笑)
哲が一番可愛いな

『大丈夫だって!オレが信用できないのか?』

「え…?いや、違うけど…でも、朔月女の子だし……」


随分弱気だな哲。さすがに驚いたか。

『オレは女とか男とか関係なく強いだろ?お前が一番知ってると思ってたのに』

しょぼん
と落ち込んだふりをする

「あ!朔月は強いぞ?知ってる!でも、俺弱いし、…」

『だーかーら、大丈夫。哲は絶対守るって決めたんだから』

ニッコリ笑うオレをみて呆れたようにフッと息をもらした
そこには安堵も入っていて

「朔月には負けた。……ありがとう。俺弱いけど、俺だって頑張って朔月を守るから!」

『ハハッありがと。頼りにしてる』

「うん!」


オレはいい友達を持ったなと哲を眺め
教室へと戻った