似合うか不安感たっぷりだが
またまた動きやすそうな衣装に感謝感激



「あ?次はそれか?」


オレが衣装を広げているのに気付いた光樹がズイッと近づいてきた



『ん、みたいだな。さて、着替えるから戻りな』


シッシッと隣に来た光樹を追い払おうと手を動かせば
パシリと握られ封じられた


何だよ
邪魔ばっかすんなよなー



「あんな男に触られてんじゃねぇよ……」



掴んでいるオレの手をジッと見ながら呟く光樹

拗ねたチワワみたいな顔に笑いが漏れた



『フッ、フフッ、光樹らしくな!』

「…チッ、ちょっとは意識しろ馬鹿っ」



笑えば頭を軽く叩かれた

ムスッとして頭を撫でると嫌な笑みで口角を上げる光樹が


「まーせいぜい、他の男ものしてこい。負けたら承知しねぇかんな?お前も、勝った男も」


それだけ言い残し偉そうに戻って行った



…んー?

つまり、何だ?



男とベタベタ馴れ合ってないで早く倒せと、

そーいうことか



うん、了解だ

つか、光樹に言われずともだ!




それから直ぐにオレは衣装を片手に
次の勝負の準備をした