『カバ……アイツは何見てきてんの?』


さっきから超ガン見してきているカバ男を指差した

「光樹〜?さぁー、何でかな?」

ウフッと笑う佐倉可愛すぎ
つい
佐倉の黄色いふわふわの君の毛をわしゃわしゃって撫でてしまった


「わっわぁー、朔月くんー!僕の頭クシャクシャにしちゃ駄目〜〜」

可愛い可愛い(笑)
小動物…リスみたい

オレがハハッと笑うと回りの男達軽く赤面


……え


女が、なら分かるけど
男達が…?


「朔月くん可愛い〜♪どうしよ、光樹!僕この子気にいッたぁ!」


ギューっと抱きついてくる佐倉
え、今オレ男だよな?

……可愛い?

いや、佐倉が可愛い


ちょっと頭の中が崩壊しかけてるオレにカバ男がまた殴りかかってきた


『うわっ』

「…チッ」


ヒラリと避けたオレにカバ男は舌打ち

オレが舌打ちしたい気分なんだけど?
なに不意討ち狙ってんの?

「お前、つえーよな」

指差すなカバ男

『は?』

「俺の拳避けたのお前ぐらいだぜ」

『あっそう。てか、カバ……お前の拳のろいから』


オレの発言に佐倉はヤバイよとアワアワ状態
浅井と石田も冷や汗を流す