『チッ、じゃねーよ!離れた離れた!』 グイッと力強く離され相変わらず強いな、と少し落ち込む が、俺も気になる 何でも喜べそうだ “大切な人” “好きな人” そんなんが、良いなと思う俺は図々しいだろうか 『あっ、借り物のお題はねー…』 カサリと紙をポッケから出しながら朔月は口を開いた 『……お題は、 “俺様” です』 じゃーん、と広げられた紙には確かに俺様、と書かれていて… 俺の身体はピキリと固まったのは言うまでもない おい、笑うな司会 〜光樹 side end〜