『……じゃ、行ってくるな』

「おう。俺朔月が来るの待ってるな」

『…うん』

「悪いけど、俺らは帰るね?ちょっと敵対しているグループが危ないからさ」

『うん?了解』



と、言う事で哲が一人寂しく待っているらしい

それはまぁ、良いけど



はぁぁぁ……



重い足取りで生徒会室へ


足が重い

あぁ、重い



コンコン

『すみません、黒崎です』

「入って」



失礼しますとドアを開ける

普通の生徒会室

教室と部屋の感じはあまり変わらない


「…貴方が、黒崎朔月?」


部屋に入れば相模先輩はいなく

凄い美人さんがイスに座っていた

黒髪ロングストレートでお人形さんみたいな子



『はい、そうです。相模先輩は?』

「相模は今出掛けてるの。すぐ戻ると思うからそこに座ってて」


そこ、と指されたソファーに座る

自分で呼んどいていないってどー言う事だよ!



「…貴方、何が出来るの?」

『……は?』



資料か何かに目を通していた黒髪ロングの先輩(?)が急にオレに話しかけた


「ごめんなさい。何でもないわ。私は生徒会副会長、白木里江(シラキ リエ)二年よ」