「つれないなー黒崎君。相変わらずクールだね」


……胡散臭い笑顔だなぁ

あ、オレまで女子に見られてんじゃん

最悪


「朔月誰?この人。先輩?」

「ああ、申し遅れました。2年の相模です」

「えっ?相模って生徒会長の?」

『あれ、知ってんの?哲』

「知らない方がおかしい…」



ふーん、とチラリと相模先輩を見る

にこやかに笑った相模先輩にバチッと目が合う



「黒崎君今日の放課後話があるんだけど良いかな?」


嫌です☆

……なんてね。


君に拒否権ないよ?ってな感じに視線で断る事を許さない感じ
ありえなーい


『…分かりました』

「うん。放課後生徒会室に来てね。待ってるよ、じゃあまた」



スッとオレの横を通り抜けた相模先輩


「おい、アイツとはどんな仲なんだ?」

『…知り合い』

「そうか」

「さっくんヤバイねー生徒会長に目をつけられてんじゃん」

「面倒だね。彼は嫌な感じしかしないな」

『…』


うーん…

慎二に同意


屋上に来たオレらはプチ会議中