うおーって男臭い事言っちゃったよ
フンッって鼻息一つ
テストはスラスラ解けた
さっくんが出るよ、って言ったとこがヒット！！
僕もやればできるんだぁ！
プッチン……
僕の集中力が切れてヘニャリとしたら
先生がテストを採点しに持ってった
回りをみたら尚輝がいない
あっ、そっかぁー
尚輝は２教科だけだったもんねぇ…
ぶぅ…
僕だけ馬鹿みたい
ぶぅー！
馬鹿だけどさ！
「採点終わったぞ。佐倉こっちに取りに来なさい」
「うっ！ひゃいっ！」
机に顔を突っ伏して膨れていたら先生から呼ばれた
緊張のあまり変な声出ちゃった…
大丈夫かなぁ…
………
大丈夫に決まってんじゃーーん！
さっくんに教えてもらったんだよ！？
あのさっくんにだよ？
もし駄目なら僕自分の事殴るからね！
……痛いのやだからやめとくけどぉ☆
「佐倉、やればできるんだ。次は赤点になってくれるなよ？」
嬉しそうな先生にテスト用紙をもらい僕は点数を見て目がキラキラした
「うっひょーいっ！！」
「五月蝿いぞ！佐倉！安心するのは早い！次赤点取ったら許さんからなー……」
僕は先生の言う事を最後まで聞かずにさっくんが待つ教室へと走った
