あまりの健の勢いにビクッと身体が揺れた。 「絵里のことはお前には関係ないだろ」 健が私をキッと睨む。 ま、負けない。 負けるもんですか! 「た、健だって、私と晴人くんのこと詮索してんじゃん!何よ!自分のこと棚に上げちゃってさ!」 思わず立ち上がって、健を睨み返した。