健は、ぶっきらぼうに言い放つ。 「だって、あんたがあたしにって」 「早く食わねぇ方が悪いんだよ」 なっ! 健は、カップ麺のスープをすました顔で飲み干した。 むかつく。 本気でむかつく。 なんなの? 何がしたいの? 「もういい!」 私は、冷蔵庫を勢いよく閉め、自分の部屋へと入った。