10年後も…〜song for you〜


なんだか緊張しちゃってると、その気持ちを察したのか、晴人くんが私の食べかけのおにぎりを頬張った。

「もーらい!」

「あー!私のおにぎりー!」

「だって、俺もまだ昼食べてないもん。腹減ったー」

「だからって勝手に食べないでよー」

「ごめんごめん」



晴人くんのいたずらっ子っぽい笑顔に、
思わず笑みがこぼれた。



「俺も、そこのコンビニでご飯買ってこよー。真琴、一緒に食べよう」


晴人くんは、行ってくるねーっと言ってコンビニへと向かっていった。