「昔、夢を諦めかけた時、支えてくれた人が居ました。彼女のおかげで、僕は今、ここに居ます。彼女にはもう二度と会うことは出来ないけれど、ずっと心の中に生き続けています」





俺は、息をゆっくりと吐いた。







そして、真琴と最期に過ごした沖縄で作ったこの曲を歌う。




真琴への想いを込めた俺のデビュー曲。



愛する真琴へ。


「では、聴いて下さい…







10年後も…。」





end