しばらくして、祐樹は帰っていった。 祐樹は俺のことを考えてくれている。 一番の親友だから。 ただ、今回ばかりはどうしようもないんだ。 いつか、時間が解決してくれるのを待つしかない。 自分から前になんて進めねぇよ。 バイトに向かう途中、桜並木の道を歩いた。 気が付けばもうすぐ、春を迎えようとしている。 今年はどんな風に咲くんだ? でもな… お前が居ない春は俺にとって、 冷たすぎる真冬でしかないんだ。