「そうだ!あたしも健に渡す物あったんだ!」 私はそう言うと、自分の部屋まである物を取りに行った。 「はい!あんたの相棒」 ギターを健に差し出した。 健は、ギターをゆっくりと受け取った。 「真琴に渡してたんだ。つーか俺に託すなよ」 祐樹くんがそう言って健の肩をポンと叩いた。 健はじっとギターを見つめている。 「健にはやっぱりそのギターが一番だね」 「サンキュー…なんか、わりーな」 健がフっと笑った。 みんなが微笑ましい顔でそんな健を見つめていた。