病院のベットでひとりになると、考えるのは真琴のこと。 散々嘘ついて、傷つけた。 子供の頃から一番近くに居たお前を俺は裏切ったんだ。 こんな俺を許せるわけないよな? こんな嘘つきで… 逃げてばっかの俺を…。 でも、俺はお前に逢いたい…。 許してくれなんて言わない。 お前に逢いたいんだ。 真琴… ずっと隠してて、嘘ついてごめん。 何度も何度も話そうと思っていたけど、 言えなかったんだ… お前の笑顔を失いたくなかった。