「…健!お前…ふざけんなよ」 祐樹が先生の横で涙目で俺を見ている。 そしてその隣には、真琴のお袋さんと桐谷の姿が見えた。 なんだ… もうみんなにバレっちまったか… 「なに笑ってんだよ…」 思わず笑ってしまった俺に祐樹が睨みつけた。 「健くん。もう心配したんだから」 「そうだよ!健くん」 お袋さんも桐谷も涙目ですげー怒ってる… 「どうして、こんな大事なこと黙ってたの!」 お袋さんが今にも泣きそうな顔をして、俺の左手を握った。 お袋さんの手の温もりが生きている実感を与えてくれた。