「大学病院の方で担当を受け持つ先生と連絡をとっています。廣川さんの意識が戻り次第、大学病院の方に彼を移します」 先生の話が終わると、私の頭は真っ白になった。 これはきっと何かの夢だと…。 椅子からゆっくり立ち上がった瞬間、 私の意識が飛んだ。