た、健…?
やだ…
なんでこんなとこで寝てるの?
健!!
突然のことで、声すら出てこない。
やだ、健…。
健の身体をゆすってみるが反応がない。
どうしたらいいの?
やだよ、健…
なんで?
なんでよ!
お、お父さん…助けて!
お父さんが眠るお墓を思わず見た。
その時、ハッとした。
ポケットから携帯電話を取り出した。
震える指、震える声。
「あ、あの、きゅ、救急車お、お願い…しますっ!た、助け…て…おねが…い!早くっ!」
必死に声を吐き出した。
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