俺… 真琴とキスしてるのか? 真琴が目を見開いて、すぐに唇が離れた。 真琴は勢いよく起き上がると、床にぺたりと座りこんだまま、目をパチパチさせている。 俺も起き上がり、床に座りこんだまま真琴を見つめた。 「あ、なんかごめん…」 俺の第一声に、真琴が自分の口元を手で抑えた。 絶対キレられる。 そう思ったが、真琴の反応は全く違った。