10年後も…〜song for you〜


俺…








真琴とキスしてるのか?




真琴が目を見開いて、すぐに唇が離れた。





真琴は勢いよく起き上がると、床にぺたりと座りこんだまま、目をパチパチさせている。


俺も起き上がり、床に座りこんだまま真琴を見つめた。


「あ、なんかごめん…」


俺の第一声に、真琴が自分の口元を手で抑えた。


絶対キレられる。


そう思ったが、真琴の反応は全く違った。