「健、この写真素敵じゃない?」 「あ?」 真琴が指差した写真を見ると、雲ひとつない青空の下、無数のひまわりが咲いている写真だった。 「子供の頃さーひまわり畑で鬼ごっこしたよね?」 「は?」 「やっぱ健覚えてないのか…まぁいいけど。なんか懐かしいなぁ…」 写真を見ながら優しく微笑む真琴の横顔がすごく愛おしく感じた。 「お、俺さ…お前に話があんだ」 今日こそ、言うんだ。 自分の気持ちを…。