「ちょっと!ノックぐらいしなさいよ」 「いまさらお前の身体見たってなんともねーよ。つか、お前…どこに面接行くわけ?」 「どこだって、あんたに関係ないでしょ。いい?今日、どうせ暇ならあんたも仕事探しなさいよ」 「……分かってるよ、迷惑かけたくねーしな…」 なんだか少し元気のない返事に、少し戸惑う。 「じゃあ、私もう行くから」 玄関にまで何故かついてくる健。 「お母さん行ってきます!」 「はーい!いってらっしゃい!」