「真琴….」 息を飲んだ。 真琴がそこ居る… な、なんで…? いつからそこに居たんだ? 俺の声… 聞いていたよな? 真琴は、俺をじっと見つめている。 俺は思わず目を逸らした。 全てを聞かれていたと思うと、頭が真っ白になる。 それに、お前からはやっぱり隠れきれないんだなぁ… こんなにアッサリ見つかるなんてな…。 俺は気付けばフッと笑っていた。