息を切らしてたどり着いたのは、 健の両親と私のお父さんが眠っている御寺。 健は、ここに居るような気がしてゆっくりと一歩一歩近づいて行った。 そして、 健の両親が眠るお墓の前には綺麗なお花が添えられていて、息を飲んだ。 そして、健がここに居ると確信した。 健の両親のお墓の前で手を合わせて一礼し、数メートル先にあるお父さんが眠るお墓の方に歩み寄った。 ゆっくり一歩一歩近づいた。