ジジリリリリ… 携帯電話のアラームで、目が覚める。 7時半か…。 部屋のカーテンを明けると、朝日が眩しくて、目を細めた。 少し、頭が痛い。 二日酔いだ。 でも、この二日酔いが、昨日の出来事が夢じゃないことを証明してくれている。 部屋を出て、リビングと扉を開けると、 「おはよー真琴」 「うぃー」 健は、すでに起きていてお母さんが作った朝食を食べている。