切った携帯電話を握り締めた。 携帯電話の画面に涙がこぼれ落ちる。 真琴ごめんな…。 卑怯者でごめん。 嘘ばっかりついてごめん。 絵里を送り届けて、俺はあいつとの想い出のあるいつもの公園にきていた。 ベンチに座ってギターを取り出し、三日月を見上げた。 そして、絢香の三日月をかき鳴らす。 この曲も真琴が好きな曲だった。 あいつとの想い出が走馬灯のように蘇る。 また流れだそうした涙を必死にこらえた。 真琴、幸せになれよ。 三日月を見上げながら、この曲に祈った。