健の言葉に心が締めつけられる。 健…なんて言ったの?? 幸せにしてくれるよ…? それって…? 「た、健何言ってんの?」 『つーか、今日は疲れたろ?早く風呂入って寝ろ!じゃあ、俺バイトして帰るから…』 明らかに、一方的に電話を切ろうとしている健に慌てた。 「ちょ、ちょっと待ってよー健!あのさ、あたしね…あのね」 慌ててしまって言葉が出てこない。 健は、電話越しにフッと笑った。 『仕事頑張れよ!じゃあーな!』 プープープー… 無情にも電話は切れた。