ドラム缶のグリルを晴人くんと祐樹くんが運んで来ていて、後ろから健が炭とトングを持って来ている。夏美もまな板と包丁を借りて来ていた。
「ふぅー。結構重いなー」
ドラム缶のグリルを置いて、祐樹くんが、息を吐いた。
「お待たせ。じゃあ、僕火を着けます」
「お前、着けれるのか?」
祐樹くんが疑った目で晴人くんを見た。
「だいたい、バーベキューの時はいつも火付け役なんで、コツ知ってるんすよ」
晴人くんが、自信あり気に言った。
「そっか。なら頼む!」
「任せて下さい!」
そんな2人の会話をよそに、健は炭を運んで疲れたのか、ペットボトルの水をグッと飲んでいる。そして、地面に座って2人の会話をじっと聞いている様子だった。
「真琴、柏木さん。まな板と包丁借りて来たよー」
夏美はテーブルにまな板と包丁を置いた。
「じゃあ、切ろっか!」
絵里さんの言葉に、私達は野菜を切り始めた。

