私と健は、21年間ずっと一緒だった。 辛い時も、楽しい時も、悲しい時も… そんな健が一瞬のうちにすごく離れた存在になった。 泣きそうになったので、グッと堪えた。 唇を噛み締めた。 桜を見上げた。 なんでだろう…? 桜が私の代わりに泣いてくれているように見える。 その時、風が横切り桜の花びらがヒラヒラと舞い落ちた。 落ちていく花びらを見て、もう一度キュと唇を噛み締めた。 泣かない! 絶対に。