「てか、なんで祐樹くんだけ乗せてきてもらってるわけ?」 夏美が口をとがらす。 「あ、桐谷さん。たまたま偶然そこで会ったんだ」 晴人くんが、祐樹くんを庇うように言った。 しばらく雑談して、 「よし、とりあえず荷物乗せようぜ」 祐樹くんが先輩らしく、指揮を取る。 「ちょっと待って、まだ健くん来てないよね?」 「あいつ遅えな」 夏美と祐樹くんが同時に私を見る。 うわぁ…。 晴人くんと絵里さんの前で余計なこと言わないでー! 先に口止めしていなかった自分に後悔…。