10年後も…〜song for you〜


「お久しぶりです」

絵里さんに会釈。

「ホント、真琴ちゃん久しぶりね」


そう言ってにっこり笑う絵里さん。

美人度が増している。


「今日は、お誘いありがとう」


あ、いや、あたしが誘ったわけじゃ…。


「あれ?真琴、一緒じゃないの?たけー」


「あっ!夏美!なんか今日メイク濃くない?」


夏美が余計な事を言おうとしたので、勢いよく遮った。


「え?そらそうよ。晴人くんが友達連れて来るんでしょ?きっと、晴人くんの友達なら素敵な人だと思うから、この出会いをチャンスに変えないとね!」



なんとか話しを誤魔化せて、ホッとした。

後で夏美に口止めしないと…。





「あ、来たみたいよ」

絵里さんの言葉に、振り返ると目の前に晴人くんの車が来た。


あれ?晴人くんの隣に居るのって…

助手席に乗っていたのは意外な人物で、夏美がガックリと肩を落とした。