健の背中を睨みつけた。




でも、なぜかフッと笑みがこぼれた。




虹をカメラに収めて、健の背中を再び追った。







「もうバカってなによ。バカにバカって言われたくなーい」


「お前がバカだからバカって言ってんだよ」



家までの道のりは、たわいもない言い合いをしながら、帰宅した。