テンションが上がって、飛び跳ねながら後ろを振り向いたら、いつのまにか健が居なくなっていた。


電話をしながら、健の姿を探していると、


健は、数メートル先を帰宅する方向にすでに歩いていた。



健の背中が少し淋しげで、複雑な気持ちになった。




『真琴…?聞いてる?』


晴人くんの呼び掛けにハッとした。

「あ、ごめんね。ドライブ行きたい!行こう!」

『OK!じゃあ、俺友達誘うから、真琴も友達誘ってきてくれ』


え?



2人じゃないの?




ドライブって、デートじゃないわけ?